輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ちきゅうはっきょうじけん
地球発狂事件
海野 十三
線上閱讀海野 十三《地球発狂事件(ちきゅうはっきょうじけん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 頁
警告の手紙
水戸は呟いた。
「何が合わないって、水戸君」
ホーテンスが傍から訊ねた。
「いや。つまりその異常海底地震を起したものによってゼムリヤ号が吹飛ばされたと仮定すると、この時刻がきちんと合わなければならないという話さ。いま先生に伺えば、時刻が違っているんだから、これは成立たないと分った……で先生は、それでどうお考えになったのですか」
博士は何事かの考えに注意を奪われていた様であったがこの時、われに返り、
「おお、そのこと。その異常海底地震を、この船で詳細に調べて見たいと決心したんだ。さて海底に何事が起りつつあるか、何物が存在しているか甚だ興味のあることだ」
と、博士は火の消えたパイプを強く吸った。
警告の手紙
サンキス号は、アイスランドを後にして、一路南下していった。航海は快適だった。翌朝になると、もう既に気温が五度ばかりあがっていた。海水も大西洋らしい青味を帯びた色に変った。
ドレゴと水戸は、船の手摺にもたれて、矢のように北へ逃げて行く海波の縞に見惚れていた。
「どうしているかなあ、ヘルナー山の上の記者たちは……」
望郷の念に駆られたらしい、ドレゴがこんなことをいった。