輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば
『地球盗難』の作者の言葉
海野 十三
線上閱讀海野 十三《『地球盗難』の作者の言葉(『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 5,196 字 · 11 頁
本書は、僕がこれまでに作った科学小説らしいものを殆んど全部集めたものだ。科学小説らしい――といって、これを科学小説と云い切らぬわけは二つある。一つは僕が探偵小説として発表したものが一二混っていること、もう一つは僕の本当に企図しているところの科学小説としては、まだまだ物足らぬ感がするから、本当の科学小説はいよいよ今後に書くぞという作者の意気ごみを示したいことと、この二つの事由によっている。
元来わが国には、科学小説時代というものがまだやって来ていない。しかし強いて過去にこれを求めるなれば、押川春浪氏の『海底軍艦』などが若き読者の血を湧した時代、つまり明治四十年前後がそうであったようにも思われる。春浪氏の著作中には、早くも今日の潜水艦や軍用飛行機などを着想し、これを小説のなかに思う存分使用したのであった。しかし春浪氏の外には、これに匹敵するほどの科学小説家なく、また春浪氏の作品は、冒険小説なる名称をもって呼びならわされたのであって、その頃を科学小説時代と云うにはすこし適当ではないように思う。さりながら、その出所のいずくなるを暫く措くとするも、とにかく『海底軍艦』