輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《塩原多助一代記(しおばらたすけいちだいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 138,733 字 · 274 頁
此方は圓次が今庚申塚へ通りかゝる。時は宝暦十一年八月五日、宵闇の薄暗く、木の間隠れに閃く刄を引抜きて原丹治が待受る所へ通りかゝる青馬に、大文字に鹽原と書きたる桐油を掛けて居りますゆえ、多助に相違ないと心得、飛出しざまプッツリと菅笠の上から糸経を着ている肩先へ斬込まれ、アッといいながら前へ俯める時、手綱が切れましたゆえ馬は驚きバラ/\/\と花野原を駆出し逃げて往く。手負はうんとばかりにのたりまわるを、丹治は足を踏み掛けて刀を取直し、喉元をプツリと刺し貫き、こじられて其の儘気息は絶えました。丹治は死骸の衣服で刀の血を拭い、鞘に納め、急ぎ其の場を立退き、多助の家の裏手から庭先へ忍び込みまして、雨戸をホト/\と五つばかり叩くと、合図と見えておかめは丹治と心得、そわつきながら密と雨戸を明け、
かめ「スッパリ殺してお呉んなすったかえ」
丹治「手筈は十分だった」
かめ「有難う、まア本当に万一やりそこなやしないかと、どんなに心配したか知れませんが、彼奴さえ殺してしまえば是からは自由ですから、今夜はお泊り遊ばせな」
丹「いや/\泊る訳にはいかん、直ぐ城内へ帰って当分は来ない」