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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 368,567 字 · 720 頁

青空文庫

「兵馬、仏頂寺と、丸山が来たよ、いるんなら起きて出迎えろ」

それをうとうとと小気味よく聞き捨てて、やはり夢うつつのところを彷徨しています。

九

その翌日は、白骨温泉の炉辺閑話に、変った面触れが一つ現われました。

それは仏頂寺弥助でも、丸山勇仙でもなく、無名沼のほとりの、鐙小屋の神主が来たのであります。神主は山へ登ることは登るが、ここへ下りて来ることは極めて稀れであります。

そこで炉辺が、この珍客を迎えて賑わいました。

炉辺閑談といううちに、ここへ集まる定連のかおぶれを、ざっと記して置きましょう。

国学者兼神楽師   池田良斎

その一行      北原賢次

同         村田寛一

同         中口佐吉

同         堤一郎

同         町田政二

俳諧師       柳水

画師        木川宗舟

甲州上野原     久助

同         お雪

山の通人      吉造

山の案内      茂八

温泉留守番     嘉七

猟師        十太郎

同         良太

だいたい、こんな面触れで、定刻に至ると閑談の席が、開かれるのです。