輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
こざくらひめものがたり
小桜姫物語
浅野 和三郎
線上閱讀浅野 和三郎《小桜姫物語(こざくらひめものがたり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 136,097 字 · 267 頁
五十二、瀑布の白竜
』
私は呆れてそう叫びましたが、しかしお爺さんは例によってそんな事は当然だと言った風情で、ニコリともせず斯う言われるのでした。――
『これから汝はここでみっしり修行するのじゃ。俺はこれで帰る……。』
言うが早いか、お爺さんの白衣の姿はぷいと烟のように消えて、私はただひとりポッネンと、この閑寂な景色の中に取り残されました。
五十二、瀑布の白竜
たった一人で、そんな山奥の瀑壺の辺に暮すことになって、さびしくはなかったかと仰っしゃるか……。ちっともさびしいだの、気味がわるいだのということはございませぬ。そんな気持に襲われるのは死んでから間のない、何も判らぬ時分のこと、少しこちらで修行がつんでまいりますと、自分の身辺はいつも神様の有難い御力に衛られているような感じがして、何所に行っても安心して居られるのでございます。しかも今度の私の修行場は、山の修行場よりも一段格の高い浄地で、そこには大そうお立派な一体の竜神様が鎮まって居られたのでした。
ある時私が一心に統一の修行をして居りますと、誰か背後の方で私の名を呼ぶものがあるのです。『指導役のお爺さんかしら……。』