輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
線上閱讀中里 介山《法然行伝(ほうねんぎょうでん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 66,110 字 · 131 頁
二十一
ていたので、諸人が雲の如く集ってその奇特に驚きあったとのことである。
二十一
法然が常によく云いつけていた言葉のうちから幾つかを抄録して見る。
「念仏申すにはまたく別の様なし。ただ申せば極楽へむまると知って。心をいたして申せばまいるなり」
又云う。「南無阿弥陀仏というは。別したる事には思うべからず。阿弥陀ほとけ我をたすけ給えという言葉と心得て。心には阿弥陀ほとけ。たすけ給えとおもいて。口には南無阿弥陀仏と唱えるを。三心具足の名号と申すなり」
又云う。「罪は十悪五逆の者。なおむまると信じて。小罪をもおかさじと思うべし。罪人なおむまる。いかにいわんや善人をや。行は一念十念むなしからずと信じて。無間に修すべし。一念なおむまる。いかにいわんや多念をや」
又云う。「我はこれ烏帽子もきざる男なり。十悪の法然房愚癡の法然房が。念仏して往生せんと云うなり」
又云う。「学生骨になりて。念仏やうしなわんずらん」
又云う。「往生は一定と思えば一定なり。不定と思えば不定也」
又云う。「一丈の堀を越えんと思わん人は。一丈五尺をこえんとはげむべし。往生を期せん人は決定の信をとりてあいはげむべきなり」