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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

線上閱讀海野 十三《海底大陸(かいていたいりく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 頁

青空文庫

――」

と、少年の語りだしたところによると、三千夫少年は、サケ料理をパクつこうとしたとたんに、事務長から呼ばれたので、おしくもサケ料理のさらをそのままにして、廊下にとびだしたのであった。

三千夫少年が事務長の部屋にいってみると、事務長クーパーは机の上に、たくさんの四角な封筒入りの手紙を整理していた。それは翌日の夜、船内に開かれるところの仮装舞踏会の招待状であった。

ボーイの三千夫は、事務長からのいいつけで、まず右舷の一等船客のところへ、この招待状をもっていくよう命じられた。

三千夫がその一たばの封筒を手に持って部屋を出ようとしたとき、なんの気なしにクーパー事務長の方をふりかえってみると、かれは残りの招待状を船客名簿とひきあわせながら、こっくりこっくり、居ねむりをはじめていた。

あのしっかり者の事務長が、仕事中に居ねむりをするとはどうしたことだろうと、ちょっとふしぎに思いはしたが、少年はそのまま室外に走りでたのである。なぜなら、事務長に注意をしてやることよりも、このとき、もっと少年の注意をひくことが起こったからである。それは異様な臭いであった。なんというか、非常になまぐさい一陣の風が、室外から吹きこんできたのである。