輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

げんだいにほんのしそうたいりつ

現代日本の思想対立

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 125,540 字 · 245 頁

青空文庫

手口を代えて、国維会的新官僚となって政友会を苦しめるべく陰謀をめぐらしたと考えるなら、それは政友会としては、一応同情すべき被害妄想だろうからである。

そうこうしている内に、官僚の花形の一人であった藤井蔵相が死ぬと、こともあろうに政友会の高橋長老までが、鈴木総裁にお構いなく内閣入りをする。政府が政友会を恐れるの余り、何とか政友と渡りをつけようとする内閣審議会を、徹底的にブッタタいてやろうと思っていた処、水野錬太郎や秋田清の諸氏が、党是を無視して審議会委員となって了う。

そこで政友会は断固として、この連中を脱退させて了ったのである。内閣審議会は六十七議会で大体政友会自身も承認を与えたものだったのだが、それが愈々出来上るに際して、党員を一人もメンバーとして送ることを許さないというのは、可なり辻褄の合わないことかも知れないが、併し政友会に云わせれば、軍部、民間学者、そして政友会、を除外した審議会は、現内閣そのものと同じに、到底挙国一致ではあり得ないということになる。だから、政友会の採ったこの断固たる処置は、寧ろ大政党らしい見上げた態度だとも云えなくはない。