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しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
線上閱讀丘 浅次郎《進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 55,568 字 · 109 頁
以上はわれらが子供のとき熱心なキリスト教信者から聞かされたところであるが、造物者ありとの信仰はおそらくかような論法からきているのであろう。しかしわれらの考えによれば、これまた前の支那人の芝居見物と同じく、全くまちごうた類推である。
目に見えぬ神があるという信仰は、むろん目に見えぬ霊魂があるという信仰と密接に関係している。人が死んでも霊魂が残るという信仰がもしもなかったならば、目に見えぬ神の存在だけを信ずることはよほどむずかしい。なぜといえば、ほかにこれと比較すべきものが見当たらぬからである。これに反して、目に見えぬ霊魂なるものがあると信ずる以上は、目に見えぬ神があると信ずることには何のめんどうもない。特に宇宙を二階造りにして、霊魂を二階の座敷に住まわせてある場合には、目に見えぬ神もそこに同居させれば、きわめて好都合である。かような次第で、神のいるところはいつも霊魂のいる場所と同じであり、人が死ねば霊魂だけが神の側へゆくことになる。現に西洋の子供らは親や教師から教えられて、実際このとおりに信じているが、おとなの考えも大多数はあまりこれと変わらぬ。すなわち神はいつも自分の頭の上に位する天にいるものと思い、人が死ねば霊魂は天に昇るものと定め、神を呼ぶには、天に在ますわれらの神と言うて、それからめいめいのいのり