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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 160,770 字 · 322 頁
「いいこころもちだよ。ヒヤヒヤとすずしくってね。それに、広田さんという話しあいてを、おくってくれたので、とうぶん、たいくつしないよ。」
「ハハハ……、まけおしみをいってるな。だが、安心したまえ。きみたちを殺しやしない。こっちの仕事のすむまで、二―三日のしんぼうだよ。二―三日で、うえ死にするわけもないからね。」
「ぼくたちは、だいじょうぶだよ。それより、きみこそ、用心するがいい。いまに明智先生が帰ってくるからね。そうすれば、きみはすぐ、つかまってしまうんだからね。」
小林少年も、なかなか、まけていません。
「ウフフフ、まあ、熱をあげているがいいさ。おれのほうの仕事は、これからすぐはじめるんだからね。明智先生、まにあえばいいがね。……まあ、その暗やみの中で、ふたりで、なかよく話でもしていたまえ。それじゃ、あばよ。」
そして、パタンとふたをしめ、止めがねをかけてしまいました。地下室の中は、また、もとの、まっ暗やみです。
「ねえ、小林君。あいつは、これからすぐ、高橋家へいって、賢二ぼっちゃんを、どうかするにちがいない。明智さんはとても、まにあわないだろう。それを思うと、ぼくは、じっとしていられないよ。