輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《魔法人形/サーカスの怪人(まほうにんぎょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 148,224 字 · 297 頁

青空文庫

ひとりの警官が、それをとり出して、自動車を走らせたまま、屋根の前にとりつけたスイッチをおしますと、パアッと光の棒がのびて、百メートルも先を白く照らしだしました。

「アッ、ずっと向こうを骸骨男のウマが走っている。……アッ、角をまがったぞ。よし、うしろの車に近道をして、あいつの前に出るように通信したまえ。」

中村警部のさしずで、運転席に乗っていた警官が、無線電話の送話器をとり、

「百三十六号、百三十六号、こちらは中村警部。百三十六号車は、近道をして二十面相のウマの前に出てください。こちらはこのまま、追跡をつづけます。」

と叫びました。すると、すぐ前にある拡声器から、

「百三十六号、了解。」

という返事がきました。この無線電話は警視庁の本部に通じるのですが、それがそのまま、ほかの車にも聞こえるので、すぐ返事ができるわけです。

中村警部たちの自動車は、サーチライトを照らし、ウーウーとけたたましくサイレンをならしながら、明智探偵のウマのあとを、どこまでも追っていきました。

まだよいのうちですから、このウマと自動車の追っかけっこを見て、町は大さわぎになりました。まっさきに走っていくのは骸骨です。