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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁
ことが、わかったのです。
そこで、村のきこりの、木のぼりの名人をよんできて、やっと幸ちゃんを、木の上からおろすことができたのですが、それを見ると、おかあさんは、ワッと泣きだしてしまいました。それほど、幸ちゃんは、ひどい姿になっていたからです。
服は、やぶれて、どろまみれになり、顔はどろと血で、おそろしくよごれ、手足は、きずだらけになっていたのです。
すぐに、うちへ連れ帰って、きずの手あてをしたり、ふろに入れたりして、やっと、おちついたときに、みんなで幸ちゃんをとりかこんで、たずねてみますと、幸ちゃんは、きのうの夜から今までのことを、ぼつぼつ話しました。
幸ちゃんは、きのうの夕がた、友だちといっしょに、山の方へ遊びにいっていたのですが、みんなとけんかして、ひとり山にのこっているうちに、日がくれてしまったのです。
あたりがまっ暗になったので、いそいで、うちに帰ろうと山をおりてきますと、とつぜん、サーッと、風がふいてきて、雲の中から、大きなマツの木のようなものが、落ちてきたというのです。
「八幡さまのマツよ。あれの三倍も、太かったぜ。そんでね、そのマツに指が五本はえてただ。