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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁
「ぼくたち三人は、あす東京へ帰るよ。べつに、巨人がこわくて、逃げだすわけじゃないがね。」
三谷さんが、小林君の顔をみて、笑いながらいいました。三人のおとなは、みんな、宿のゆかたにどてらをかさねて、長いいすに、ぐったりと腰かけているのです。
「これは、ここへきたときからの予定なんだ。あさって、東京に、どうしても出なければならない会があるのでね。」
三谷さんの友だちのひとりが、弁解するようにつけくわえました。すると、もうひとりの友だちが、
「きみたち少年探偵団の三人は、まだ、滞在しているんだね、だが、なるべく早く帰るほうがいいよ。いくら探偵団でも、巨人の腕には、かないっこないからね。ハハハ……。」
と、からかうのでした。しかし少年たちも負けてはいません。井上君は、肩をいからせて、
「おじさんたち、少年探偵団の歴史を知らないから、そんなことをいうんだよ。ぼくたちは今までに、ずいぶん怪物をたいじしてきたからね。青銅の魔人、透明怪人、宇宙怪人、みんな、おそろしい怪物なんだよ。」
と、じまんしました。小林団長も、それにつづけて、
「ぼくたちだけで、たいじしたんじゃない。