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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁

青空文庫

番号を教えてください。」

そこで、電話番号をききますと、小林少年は、また、部屋を出ていきました。

先生というのは、名探偵明智小五郎のことです。明智探偵は、これまでに、いくどとなく、二十面相を捕えたことがあります。しかし、二十面相のやつは、いくら刑務所へいれられても、まるで魔法つかいのように、ろうやぶりをして、逃げだしてしまうのです。

ですから、明智探偵と二十面相とは、お互いに許すことのできない、かたきどうしでした。それだけに、明智探偵は、二十面相のやりかたが、すっかりわかっているのです。そして、いつも、そのうらをかいて、相手をびっくりさせるのです。こんどはいったい、どんな計略を立てたのでしょうか。

章太郎君たちは、二十分ほども待たされました。明智探偵はおとうさんと、何を話しているのかしらと、思っていますと、入口のドアがスーッとあいて、ひとりのかわいらしい少女がはいってきました。

「いらっしゃいませ。」

少女がそう言って、ていねいに、おじぎをしました。女中さんでしょうか。

ところが、そのつぎには、少女が「わかる?」と、首をかしげて、目で笑ってみせました。