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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
線上閱讀五十公野 清一《一休さん(いっきゅうさん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N5,點詞查義。
N5 · 入門 · 新字新假名 · 40,517 字 · 82 頁
一休さん
お母さま
お母さま
こどものとき 一休さんは、千菊丸という なまえでした。
ある はるの日の ことです。千菊丸は うばに つれられて きよみずでらに おまいりに いきました。
おてらの にわは さくらの 花が まんかいでした。
はらはらと ちる さくらの はなびらの したでは、おばあさんや お母さんに つれられた 子どもたちが、あそびたわむれています。
「きれいだなあ ばあや。」
しばらく 花に みとれていた 千菊丸は、ふと、むこうの いしだんの ところに いる おや子づれの こじきを みて、ふしぎそうに たちどまりました。
きたない きものを きた こじきの 母おやが、五つか六つぐらいの 子どもを そばに すわらせて、おもちゃを やっているのでした。
やがて 千菊丸は うばの 手を ひいて、たずねました。
「ばあや、あれなあに。」
「おや子の こじきです。まずしいので さんけいの 人に ものを もらって たべているのです。」
「そうじゃあないの、ばあや、千菊は あの おんなの こじきは あの 子どもの なんじゃと きいているのだよ。」
「あれは、お母さんと 子どもです。