輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

線上閱讀林 不忘《丹下左膳(たんげさぜん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 196,229 字 · 389 頁

青空文庫

「イヤイヤ! その御挨拶では、かえって痛みいる」

田丸主水正、なかなかどうして芝居気がございます。すっかり主君対馬守になりきって、鷹揚にそっくりかえっている。

ゆうべおそく。

やっとのことで作阿弥老人の神輿を上げさせ、トンガリ長屋からつれ出して、麻布の上屋敷へ引っ張ってゆくと。

この道場の源三郎のもとから、安積玄心斎が使者に来ていて、もうひとつ、主水正の命令かった役目というのが。

あろうことか、藩主対馬守に化けこんで、今朝のこの源三郎対丹波の真剣勝負に立ちあうこと。

「余の顔を知らぬのだから、大丈夫だ。大名らしくふるまえばよい。そちなら勤まるであろう」

と対馬守がおっしゃった。

そのつもりで、いい気持になって来ている主水正、せいぜい一藩のあるじらしくかまえこんで、

「丹波とやら、マ、マ、立つがよい。今は、正式に眼どおりさし許しておるという場合ではない。余は、単なる判定者の資格でまいっておるのじゃ。余と思わず、一剣士と思うて、目礼だけにとどめておいてもらいたい。そうでないと、余が困る、うむ、余が困る。アッハッハ」

呵々大笑しました。相当なものです。

立会人に、あの丹下左膳でも飛び出してくるのでは?……と、おっかなビックリでいた峰の先生、その左膳の上をゆく柳生対馬守があらわれたのですから、もうなんといってもこの