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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
線上閱讀高浜 虚子《俳句への道(はいくへのみち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 60,608 字 · 120 頁
四
俳話小話(三)
一
人の生活がそれらによって影響せらるることは固より当然のことである。否々、人が自分の力によって生活しつつある如く感ずるのは自然の力を無視するためである。無視するというよりも忘却しているためである。一たん気がついて自然の中に立っておる自分を顧れば芥子粒の何億兆分の一よりも小にして更に小なる存在であることに気づくであろう。
しかしそこにはまた自分というものがあり、自分の生活というものがある。否々、自然を忘れ去って自分のみを観ずる時、そこに広大なる宇宙に等しき自己の人生があり生活がある。
その人生の記録、生活の記録の一つに花鳥風月を透して諷う俳句というものがある。
四
心の生活の記録は様々ある。小説があり、詩があり、日記がある。各々存在の価値がある。俳句もまたその一つである。
俳句の特色は花鳥風月を透しての生活の記録ということである。
俳句は花鳥諷詠の文学として他の文学にない特色を持っておる。
俳句は花鳥諷詠の文学として文壇に独歩しておる。(『ホトトギス』、二三、九)
俳話小話(三)
一
先ず季題一々の性質をよく吟味することである。
先人が如何にその季題をとり扱ったかをよく知ることである。