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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁

青空文庫

また、「弾左衛門由緒書」には、

私先祖摂津国池田より相州鎌倉へ罷下、相勤候処、長吏以下之者依レ為二強勢一、私先祖に支配被レ為二仰付一云云。

寅年(天正十八年)御入国之御時、私先祖武蔵国府中より罷出、鎌倉より段々相勤申候由緒申上候得共、御役等長吏以下支配被二仰付一候云云。

とも見えている。ここに長吏とは、非人に長たる者を云ったのである。元来エタと非人とは、もとさまで区別のないもので、エタまた所謂非人の一部であった。これを明らかに区別し出したのは徳川幕府取締り上の便宜と、エタは皮を扱い肉を喰うが為にその身に穢れありとせられた迷信とから来たものであることは、特殊部落研究号において述べた通りである。そしてその中にもエタは早く定職を得て村役人となり、非人等を取締る傍ら、村内の警固に任じ、犯罪人追捕及び処刑、行路病者の保護、行倒人の始末、穢物の取片附け等に従事したのであったから、彼らは自然長吏の名を得た者であったと解せられる。もっともエタがことごとく長吏ではない。皮田・皮屋・皮坊などと称せられた皮革業者は、その身に穢れありとの事から皆エタ仲間に見做された結果、長吏指揮の下に、右の賤職に従事するものが少からずあったには相違ない。