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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
四 アイヌの熊祭と捕獲物供養
その歌詞の中に、
中立が、腰にさしたるすだれ柳、枝折り揃へて休み中立、/\。
という句の、垂柳を奥州音によって今に「すだり柳」と歌うところなどは、どうしてもその奥州に起原を有するものたるを思わしめるものがある。けだし奥羽地方の今のシシ踊りなるものも、もとは文字の示す如くすなわち鹿踊りで、徳川時代以前から行われた地方舞踊として、鹿の頭をかぶって踊るものであったのが、それをシシという事から、いつしか獅子舞と混同して、その舞踊にも獅子舞の勇壮なる態を取り入れ、鹿頭の代りに獅子頭を用いて、余程様子の変ったものになってしまったが、しかもなお旧仙台領にあっては、昔ながらの鹿の角が、獅子の頭上に保存されているのであろう。そして奥羽の他の地方において、獅子頭に二本の短い角を付けたものとなっているのは、それが一層鹿から遠ざかったものであると解せられる。しかるに遠く四国に分れた宇和島の舞踊では、今に至ってなお鹿頭時代の旧態を保存しているのである。
四 アイヌの熊祭と捕獲物供養
北海道のアイヌは今もしばしば熊祭という事を行っている。熊の幼児を捕獲してこれを飼育し、二歳位に達したならば、適当の時を選んで、所謂熊祭を挙行するのである。