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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁

青空文庫

の誌上に発表しました時には、これを以て古英雄を侮辱するものだとして、脅喝的の書面を寄せたものすらありました。これと申すもこれらの人々が、後人をしてそれ程の感じを起させる程までに、すでに日本民族に同化していたからであります。

しかしながら、彼らが蝦夷の流れであったという説を聞いて、しいてそれを信ぜざらんとし、またはこれに対して一種の反感を催おすものすらあるということは、一面には世の人々が、日本民族なり、蝦夷なりについて、十分の知識を有しないが為であります。日本民族とは、前々からこの島国に居た先住の土人なり、後に海外から多数に移住して来た帰化人なりが、ことごとく天孫民族の暖い懐に抱擁せられて、完全に同化融合し、同一の国語を話し、同一の生活をなし、同一の思想を有して、ともに同一の国家を組織するところの、一つの新らしい人種であると私は解釈しております。多くの民族が融合して、その短処を遺伝したものは、自然淘汰の原則から漸次絶滅し、お互いの長所を採ったものが次第に繁延して、今日の日本民族を為しているものでありますから、この点において私は、日本民族の誇りがあるのだと信じているのであります。