輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
もともと勇猛にして死を恐れず、武士的な特質を持っているものでありますから、これは全くはまり役です。今から千六十年ばかり前、貞観十一年に、新羅の海賊船が二艘やって来て九州博多の海岸を掠めた時の如き、太宰府の軍人は臆病で誰もよう出かけない。やむをえずその頃附近に移住していた蝦夷人をさしむけましたところが、彼らは一以て千に当るという勢いで、容易にこれを撃退することが出来ました。これから太宰府海岸の防禦には、蝦夷人をして当らしめるということになりました。海賊が起る。蝦夷をさしむける。山賊が手に合わぬ、蝦夷をさしむける。貨幣偽造者を捕えるにも、蝦夷に命ずるという様な有様で、国家の治安は内地移住の蝦夷によって保たれる場合が少くなかったのであります。
かくの如き有様でありますから、昔の佐伯部が貴紳の忠実なる従者であった様に、内地に移された蝦夷の子孫らが有力者の家来となり、得意の武芸を練磨して、その主の為に護衛の任に当るということは、彼らにとって最も適当なる職業であった事は申すまでもない。その主人たるものから申しましても、臆病で間に合わない内地の百姓どもよりも、内地人に交っては、むしろ厄介者であるところのこの忠実なる勇者を使役する方が、どんなに好ましかったか知れませぬ。