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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
と読むのではなくて、「くゞつなるシサムという名の者がもうで来りけるに」と読むべきものではなかろうかとの疑いがある。柳田君は右の連歌の詞書の中なる「さきくさ」を「人形芝居の一曲なるか」と解しておられるが、これは曲名ではなくて遊女の名であった。体源抄十に、
前草は始はくゞつにて、後は遊女になりて、両方の事を知りてめでたかりけり。(以上は柳田君も松屋筆記により引用せらる)前草が云ひけるは、歌は第一の句を短く歌ひて吉なりとぞ云ひける。又云ふ、今様は本体は律なり。然而呂律倶に存也。くゞつの様は呂音に歌ふなり。比巴法師の歌又呂音也。而傀儡の体にあらで、直ぐ歌ひながら、呂音に歌うがめでたきなり。歌女駒(人名)が歌其様なり。
とある。すなわち歌をうたうに堪能な遊女であったのである。この頃にあっては松屋筆記に既に注意してある如く、傀儡と遊女との間にはその別があって、両者間の歌の歌い方にも相違があり、遊女は今様を律の音に歌うが、傀儡は呂の音に歌うという様な事であったと見える。かくて散木集の家綱の連歌の詞書は、
伏見に傀儡のシサムというものが来たので、遊女のサキクサに合せて歌を歌わせようと之を呼びに遣わしたところが、前に居た宿にサキクサは居ないと云って来なかったので