輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

線上閱讀柴田 宵曲《古句を観る(こくをみる)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 166,028 字 · 333 頁

青空文庫

山焼の明りが火である上に、更に火を点ずるのは、句として働きがないからである。片帆に片明りするの遥に印象的なるに如かぬ。山焼と舟というやや変った配合も、元禄の作家が早く先鞭を著けていたことになる。

江戸留守の枕刀やおぼろ月    朱拙

主人が江戸に出ている場合であろう。留守の心細さに枕許に刀を置いて寝る。折からの朧月夜であるが、何となく寂しい留守の状態を詠んだものであろう。

天明期の作者は、しばしばこういう複雑した場合を題材に採る。しかし元禄期の作者も、全然興味がなかったのでないことは、この句のみならず、「江戸留守」を詠んだ句が散見するによって証し得られる。

江戸留守や笋はえて納戸口    露竹

江戸留守を見込で鳴やかんこ鳥    宵月

江戸留守を嫁々の岡見ぞをかしけれ    涓流

江戸留守を題材にした点は同じであるが、一句の働きにおいては朱拙の朧月を首に推さなければなるまい。

蕪村の「枕上秋の夜を守る刀かな」という句は、長き夜の或場合を捉えたものである。この句も或朧月夜を詠んだに相違ないが、江戸留守という事実を背景としているために、もっと味が複雑になっている。