輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

線上閱讀柴田 宵曲《古句を観る(こくをみる)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 166,028 字 · 333 頁

青空文庫

と書いてあった。各地方にそれぞれ同じ意味の唄が、少しずつ言葉が違って伝えられているのであろう。「どこまでわせた」もそういう文句を踏えたものに相違ない。

正月を擬人した句は他にいくらもある。一茶の「今春が来た様子なり煙草盆」などは、最も人間的に扱った例として知られているが、それより前に「正月が来たか畠に下駄の跡」という誰かの句があった。円解の句はこの二句ほど気が利いていないかも知れない。しかしこう三句並べて見ると、一番鷹揚で上品な趣に富んでいる。

元朝やにこめく老のたて鏡    松葉

「にこめく」という言葉はあまり耳慣れぬようであるが、漢字を当てるとすれば「和」の字であろうか。「物堅き老の化粧やころもがへ」という太祇の句ほど面倒なものではない。元朝を迎えた老人が、にこやかに鏡に対しているところである。

蓬莱や日のさしかゝる枕もと    釣壺

めでたい句である。朝日のはなやかにさしたる、とでも形容すべきところであろう。晏起の主人はまだ牀中にあって、天下の春を領しているような気がする。

新年の句のめでたいのは何も不思議はないが、こういう巧まざるめでたさを捉えたものはかえって少い。