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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
線上閱讀野村 あらえびす《名曲決定盤(めいきょくけっていばん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 344,837 字 · 680 頁
モイセイヴィッチ Benno Moiseivitch
フリートマン Ignaz Friedman
(J七八四三)がある。非常に特色のあるレコードだ。コルトーのようにロマンティックな味はないが、聡明で潔癖で、底光りのする良さがある。
モイセイヴィッチ Benno Moiseivitch
日本へ二度ぐらい来た筈である。若くて覇気があって、一流の技巧家だが、なんとなく早く纏め過ぎて真の完成美に欠けているような気がしてならなかった。腕にも情操にも欠くるところはないが、デリカシーが足りないのではあるまいか。最初聴いた時は、その達者さと、征服欲の旺盛さに驚いたものだ。
しかし素質の良い人であり、人格的円熟と俟って、将来が期待されるだろう。
レコードにはシューマンの『幼き日の思い出』(ビクターD一九六九―七〇)とショパンの『スケルツォ(作品三一)』(D一〇六五)と、メンデルスゾーンの『猟の歌』(F四七八)がある。大して傑出したレコードではない。むしろ廃盤になったブラームスの『ヘンデルの主題による変奏曲』がよかったかも知れない。野村光一氏もそう言っている。
フリートマン Ignaz Friedman
フリートマンは一流の技巧家である。そのリストなどは、老巧練達を極めたもので、レヴィツキーなどよりは、物によってはこくのある演奏を聴かせてくれたが、うまかるべき筈のショパンには、幻滅を感じた人が甚だ少くなかったことであろう。