輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
線上閱讀野村 あらえびす《名曲決定盤(めいきょくけっていばん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 344,837 字 · 680 頁
スレザーク嫌いの必ずしも世に少くないのは恐らくそのためでもあろう。メロディの滑らかな歌い廻しや、声の美しさなどをスレザークに求める人があったら、恐らくその人は辛い失望を嘗めさせられずにはすまないだろう。
シューベルトの初期の作品における如き、簡朴鮮明なメロディの一貫した歌は、スレザークには決して得意な曲目ではない。スレザークのプログラムで、最も優れたものは、メロディの一貫しない極めて理智的なものほど良く、例えば、詩の一句一句が、音楽と密接緊要な関係を保っているリヒアルト・シュトラウスの歌曲の如きは、スレザークに取っては最も打ってつけの題目だったのである。
世の中にはレーケンパーを褒める人も、キプニスを褒める人もある。それも良かろう。銘々の好き嫌いは勝手だが、しかしこれだけのことは言える。例えばシュトラウスの『ツァイクヌング』や『たそがれの夢』のような、極めて精緻な歌曲、メロディがあるかないかわからぬような理智的な歌曲において、スレザークの巧妙さは実に圧倒的だ。それに比べると、キプニス――あの高名なキプニス――が、なんと言う粗笨なことだろう。
この意味において、スレザークは、明朗簡勁なシューベルトのものを、しばしば歌い過ぎて法のつかぬものにすることがある。