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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
線上閱讀海野 十三《大空魔艦(たいくうまかん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 31,098 字 · 63 頁
幸い氷はどこまでも張っているから、氷の上の歩いてゆけば、きっと空魔艦の根拠地へつきますよ」
「それは容易なことではなかろうが、理屈は正にそのとおりだ。いや丁坊君。よくいってくれた。儂は大いに元気づいた。これから食料品や武器がどのくらいあるかをしらべた上で、出来るものなら、空魔艦遠征部隊をつくることにしよう」
大月大佐は、遂に重大なる決意を固めて、そういった。
それはいいが、この会話がすっかり空魔艦に筒ぬけに聞えているのだから、まことに危いことだった。
高声器の前にいた空魔艦の隊長「笑い熊」は、うふふふと気味わるい笑い声をあげた。
「そうか。この若鷹丸は、やはり俺たちのことを探偵にやってきたのだったか。氷上づたいに俺たちを攻めるなんて、生意気なことをいっているな。よし、それではこっちにも覚悟があるぞ」
と、ひとりで肯くと、また高声器の前に耳を傾けた。
ところが、高声器はもう何にも物をいわなくなった。
「おい、無線長。聞えなくなったじゃないか。一体どうしたのか」
といえば、狼狽してしきりに目盛盤をうごかしていた無線長は、頭を一つ大きくふり、
「どうも変なことが起りました。