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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
線上閱讀木暮 理太郎《山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 284,014 字 · 565 頁
九時半葛ノ湯。午後十二時半、野口で中食。二時半大町に着いて対山館に泊った。夜に入ると雨になった。
八月五日。朝から雨が強く降っていた。善光寺へお参りすることを楽しみにしていた源次郎は、新調の股引きをはいて嬉しそうにそわそわしている。長次郎と金作とは針木峠を踰えて帰る筈のところ、籠渡しのなくなった黒部川は、雨の為に増水して徒渉は困難だろうといって、二人とも源次郎と一所に善光寺へ行くことになった。午前八時、六人揃って馬車に乗り、大町出発。十時半頃明科着。十一時十二分発の汽車にて明科発。南日君と私とは篠ノ井駅で四人と別れ、上野行に乗り換えて帰京した。雨は終日降っていた。
(「片貝まで」より「小黒部谷の入り・上」まで――大正四・一二『山岳』)
(「小黒部谷の入り・中」より「劒岳」まで――大正五・一二『山岳』)
(「立山を越ゆ」より「黒部川の峡谷」まで――大正五・一稿〈未発表〉)