輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

線上閱讀海野 十三《海底大陸(かいていたいりく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 頁

青空文庫

とにかくきみのあたまのどこかに、そのことをしまっておいてくれたまえ」

「ハア、かしこまりました」――

今スミス警部は、駆逐艦の艦橋から暗い海面をじっと見やりながら、総監から餞別にもらったこの言葉を、いくども胸のなかにくりかえしひろげていた。夜目にも、潮が白く歯を見せてほえているのがわかった。

「この暗い海を見ていると、千尋の底には、きっとおどろくべき秘密がかくされているように思えてくるんだ。船にのりつけないじぶんの気まぐれかしら」

スミス警部は、首にかけた双眼鏡のつり革をいじりながら、ひとりごとをいった。

そのとき、タラップを当直の水兵がトコトコと靴音をさせてあがってきた。

「――おォーイ、スミス警部どのォ。警部どのォ」

警部はその声に気がついた。

「オーイ。ここにいますよォ」

水兵は、その声をたよりにかけあがってきた。

「ただいま、あなたあてに本国から電信がきていますよ。すぐいっしょに艦長室まで来てください」

「おお、そうですか。よろしい。いま行きます」

なにごとだろうと思って、スミス警部は大急ぎで艦橋をおりていった。

艦長は一通の電信紙をテーブルの上において、スミスのくるのを待っていた。