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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

線上閱讀海野 十三《海底大陸(かいていたいりく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 頁

青空文庫

そのうしろから、長良川博士の顔が見えた。

ふたりは前後して、軽火艇にとびのった。

「うわーっ、こいつがあのばけタコの王子さまか。潜水夫を内職にしていなさると見える。ずいぶん見事な殿下だ」

と、口のわるい水兵がいった。

「――おお、そして最後のひとりは、南京路の魔術師とおいでなすったな。いや、中国人じゃなかった。ええと、フジヤマの国の占師か」

長良川博士はロロー殿下のそばをはなれない。

「おう、船内にはもうだれもいないのだね」

と、ザベリン中尉はたずねた。

「そう。だれもいません」

と、ロロー殿下が通話器をとおして、みょうにゆがんだ英語でこたえた。

「おおっ、この巨人先生も英語がつかえるんだぜ」

と、ジム水兵が、びっくりした。

「ジム。むこうの艇内をちょっとみてこい」

と、ザベリン中尉は、水兵にいいつけた。

「向うの艇内をのぞいてくるんですか。しょうちしました。なにか宝物が、おちているといいなあ」

そういってジム水兵は、鉄水母の上にさっととびのって入口をまたごうとしたが、どうしたことか足がつかえてはいらない。

「おやおや、ガラス張り――でもないのに、これはどうしたことかな。