輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

もん

門

夏目 漱石

線上閱讀夏目 漱石《門(もん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 139,830 字 · 278 頁

青空文庫

そうして次の土曜か日曜には坂井へ行って、一つ屏風を見て来たらいいだろうと云うような事を話し合った。

次の日曜になると、宗助は例の通り一週に一返の楽寝を貪ぼったため、午前半日をとうとう空に潰してしまった。御米はまた頭が重いとか云って、火鉢の縁に倚りかかって、何をするのも懶そうに見えた。こんな時に六畳が空いていれば、朝からでも引込む場所があるのにと思うと、宗助は小六に六畳をあてがった事が、間接に御米の避難場を取り上げたと同じ結果に陥るので、ことに済まないような気がした。

心持が悪ければ、座敷へ床を敷いて寝たら好かろうと注意しても、御米は遠慮して容易に応じなかった。それではまた炬燵でも拵えたらどうだ、自分も当るからと云って、とうとう櫓と掛蒲団を清に云いつけて、座敷へ運ばした。

小六は宗助が起きる少し前に、どこかへ出て行って、今朝は顔さえ見せなかった。宗助は御米に向って別段その行先を聞き糺しもしなかった。この頃では小六に関係した事を云い出して、御米にその返事をさせるのが、気の毒になって来た。御米の方から、進んで弟の讒訴でもするようだと、叱るにしろ、慰さめるにしろ、かえって始末が好いと考える時もあった。