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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁
ふといまゆ毛の下に、四角なふちなしめがねがひかっています。度のつよい凸レンズらしく、そのめがねのおくの両方の目は、おそろしく大きく見えるのです。そして、その目には、なにかぞっとするような光がかがやいていました。
うすくなった煙を、はらいのけるようにしながら、そのあやしい男は、ゆっくりと、こちらへあるいてきます。
「アハハハハ……、とうとう、やってきたね。おおいに歓迎するよ。まあ、ゆっくりあそんでいきたまえ。」
男はひくいバスの声でそういいながら小林君たちのむこうがわのアームチェアに、ゆったりと、腰をおろしました。
「じゃあ、ぼくたちのくるのを、まっていたんですか。」
小林君があいてにまけないくらい、おちついた声でいいました。
「そうだよ。きみたちは、あのカニの目じるしに、みちびかれて、ここへやってきたんだろう。え、小林君。そちらは、たしか井上君だったね。」
「あっ、ぼくたちの名まえもしっているんですか。」
「そうとも、きみたちには、いろいろ、おせわになったから、お礼をしなくちゃならないとおもっているんだよ。」
「あなたは、だれです。もしや……。」
小林君が、身がまえをして、あいてをにらみつけました。