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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁

青空文庫

おもいもよらぬところに、人造人間があらわれたのを見ると、ふたりはギョッとして、たちすくんでしまいました。

小林少年がノロちゃんのうでを、グッとつかみました。ノロちゃんが、いきなり逃げだそうとしたからです。

「きみはうでが鳴ってしかたがないと、いったじゃないか。あれはうそなの?」

小林君は、ニッコリ笑って、ノロちゃんにいってきかせました。

「あれはね、銀座なんかを歩いているサンドイッチマンだよ。ほら、いつか銀座で、あいつに広告ビラをもらったじゃないか。ロボットのサンドイッチマンだよ。あれは鉄でなく木でできてるんだよ。」

「あっ、そうか。なあんだ。板ばりのロボットか。」

「だが、へんだねえ。サンドイッチマンが、こんな大きなやしきばかりの町に、すんでいるんだろうか。それに、あんな姿のままで、こんなにとおくまで、やってくるのは、おかしいね。」

小林君がいいますと、ノロちゃんも、ちょうしをあわせて、

「だから、ぼく、あやしいとおもったんだよ。尾行してみようか。」

ふたりの少年は、あやしい人造人間を尾行しました。少年探偵団長と、その団員ですから、尾行にはなれています。