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いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
線上閱讀宮沢 賢治《イーハトーボ農学校の春(いーはとーぼのうがっこうのはる)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,726 字 · 120 頁
達二は、明後日から、また自分で作った小さな草鞋をはいて、二つの谷を越えて、学校へ行くのです。
宿題もみんな済ましたし、蟹を捕ることも木炭を焼く遊びも、もうみんな厭きていました。達二は、家の前の檜によりかかって、考えました。
(ああ。此の夏休み中で、一番面白かったのは、おじいさんと一緒に上の原へ仔馬を連れに行ったのと、もう一つはどうしても剣舞だ。鶏の黒い尾を飾った頭巾をかぶり、あの昔からの赤い陣羽織を着た。それから硬い板を入れた袴をはき、脚絆や草鞋をきりっとむすんで、種山剣舞連と大きく書いた沢山の提灯に囲まれて、みんなと町へ踊りに行ったのだ。ダー、ダー、ダースコ、ダー、ダー。踊ったぞ、踊ったぞ。町のまっ赤な門火の中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。楢夫さんと一緒になった時などは、刀がほんとうにカチカチぶっつかったぐらいだ。
ホウ、そら、やれ、
むかし 達谷の 悪路王、
まっくらぁくらの二里の洞、
渡るは 夢と 黒夜神、
首は刻まれ 朱桶に埋もれ。
やったぞ。やったぞ。ダー、ダー、ダースコ、ダーダ、
青い 仮面この こけおどし、
太刀を 浴びては いっぷかぷ、
夜風の 底の 蜘蛛おどり、