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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
線上閱讀五十公野 清一《一休さん(いっきゅうさん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N5,點詞查義。
N5 · 入門 · 新字新假名 · 40,517 字 · 82 頁
いつか、一休さんを たすけてくれた あの としよりの りょうしは そのあとも 一休さんの めんどうを みていて くれましたが、ある 月あかりの うつくしい 夜の ことでした。
一休さんが、その りょうしの 舟に のせてもらって びわこの うえで ざぜんを くんで いますと、そらの どこかで からすの なきごえが しました。
「あッ!」
ざぜんを くんで いる 一休の しずかな こころの そこに、その からすの こえが しみわたって きました。
「ああ、わしは なんと いけない こころを もって いたのだろう。」
一休さんは、きゅうに こころの 目が あいたように さとりを ひらきました。
どんな さとりを ひらいたのでしょうか。
一休さんは、これまで うつくしい ころもを きて、ごちそうを たべ、ほとけの みちに はずれた おこないをしている ぼうさんたちを、おこったり けいべつ したりしていました。
すみとおった びわこの うえで、なんの こだわりもない からすの なきごえを きいた ひょうしに、一休さんは「ああ、それは いけない ことだ。」と、おもいあたったのです。