輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 122,039 字 · 248 頁

青空文庫

そして「分っていますよ。ブレーキの踏み方、私がママに教えて上げたんじゃないの」と、剣突をくっている。

一番怖いのは、朝である。夜中に気温が下って、雪が凍り、その上に明け方少しばかり新雪があったりするのが、最悪の条件である。そういう時には、町役場の方で、トラックに砂と岩塩の粉とをまぜたものを積んで、それを道路の上にまいて歩く。朝の八時の出勤に間に合うように出かけて行くと、よく途中で、このトラックに会う。

歩道の上も、危険である。婦人たちは、皆ハイヒールをはいているので、滑って頭を打ったりすると、たいへんなことになる。それで、これも町役場の方で、ごく小型の除雪自動車を朝早く出して、歩道の上の除雪をする。全部ではないが、各家庭では、玄関から歩道までと、自分の家の前の歩道とに、岩塩の粉をまく。夕方でも、パーティをする時などは、少し危険だと思ったら、階段のところと、歩道までの石だたみの上に、この粉をまいておく。お客の令夫人に転ばれたら、折角のパーティが台なしになってしまうからである。

私が通っていたのは、国立の雪と氷の研究所で、隣り町のウィルメットというところにあった。