輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
線上閱讀岡本 かの子《仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 124,886 字 · 246 頁
人間、無私な態度を以て、慈悲の心を湛えつつ、日常生活に励むところに仏教の全体がある。仏教はそれ以外の何物でもない。国家のため、社会のため、当面の職務に誠意を尽して行く、これ仏教の全修業である。この純一無雑の生活、すなわち仏法を説いたのが法華経はじめ他の二経の精神であります。かかることぐらいは仏教でなくとも判っていると言う人があれば、それはまだ仏教というものを知らない人であります。無私とか、慈悲とか、誠意とか、勇猛心とかいうことは、限りもなく、上に上があるもので、これで行き止まりというところはありません。それで、いろいろの方法でこれを私たちの精神肉体より磨き出して行こうとする。そして磨き出したものを以て刻々に個人生活、社会生活、国家生活の上に、光を照らし添えて行こうとする。ここに仏教の修業の段階があるのであります。
大乗仏教の趣意が、すでに現実上にあるのでありますから、法華経が理を説くかたわら、維摩、勝鬘の二経が在俗の士女によって説かしめられてあるのは大いに意味があるのであります。
太子さまは経の御選択の上にも時代を抽んでた独創の卓見をお示しになったばかりでなく、自ら執筆された経の註釈書すなわち御疏を拝しますと、御趣旨はいよいよ明らかにされて来るのであります。