輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《仮面の恐怖王/電人M(かめんのきょうふおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 153,590 字 · 308 頁
博士は、そういって、ニヤリと笑いました。二十面相のすみかなんて、ポケット小僧の働きで、こっちには、とっくにわかっているのにと思うと、おかしくてしかたがないのです。
そうして、電話がきれました。遠藤博士は、むろん、二十面相の自動車に乗るつもりなんか、すこしもありません。土曜日と約束しましたが、その前の金曜日の晩に、あの銀色の玉が、ものをいうのです。そして、二十面相たちはつかまってしまうのです。
さて、お話はとんで、その金曜日の夜の十時のできごとに、うつります。
月世界の見世物の、プラネタリウムの大丸屋根の下で、空に輝く人工の星をながめながら、いつかの金曜日の夜と同じ、二十面相と部下たちの大会議が開かれていました。
頭のいくつもある大入道のような、プラネタリウムの機械のそばに、怪人二十面相が、りっぱな服をきて、立っていました。暗いので、よく見えませんが、首や胸に金モールの飾りのついた、将軍のような服です。これが二十面相怪盗団長の制服なのです。
部下は百人ちかくも、集まっています。この間の会議の倍の人数です。今夜は、とくべつに、全部の部下を集めたのでしょう。