輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

はいじんぶそん

俳人蕪村

正岡 子規

線上閱讀正岡 子規《俳人蕪村(はいじんぶそん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 26,831 字 · 54 頁

青空文庫

精細的美

五月雨や水に銭蹈む渡し舟

草いきれ人死をると札の立つ

秋風や酒肆に詩うたふ漁者樵者

鹿ながら山影門に入日かな

鴫遠く鍬すゝぐ水のうねりかな

柳散り清水涸れ石ところ/″\

水かれ/″\蓼かあらぬか蕎麦か否か

我をいとふ隣家寒夜に鍋を鳴らす

一句五字または七字のうちなお「草霞み」「雨後の月」「夜蛇を打つ」「水に銭蹈む」と曲折せしめたる妙は到底「頭よりすらすらと言い下し来たる」者の解し得ざるところ、しかも洒堂、凡兆らもまた夢寐にだも見ざりしところなり。客観的の句は複雑なりやすし。主観的の句の複雑なる

うき我に砧打て今は又やみね

のごときに至りては蕪村集中また他にあらざるもの、もし芭蕉をしてこれを見せしめば惘然自失言うところを知らざるべし。

精細的美

外に広きものこれを複雑と謂い、内に詳らかなるものこれを精細と謂う。精細の妙は印象を明瞭ならしむるにあり。芭蕉の叙事形容に粗にして風韻に勝ちたるは、芭蕉の好んでなしたるところなりといえども、一は精細的美を知らざりしに因る。芭蕉集中精細なるものを求むるに

粽結片手にはさむ額髪

五月雨や色紙へぎたる壁の跡

のごとき比較的にしか思わるるあるのみ。