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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
しかもこの仮冒は後世になって始まったものではない。既に允恭天皇の御代において、甘檮の岡に盟神探湯して氏姓の詐偽を正す必要があったのである。またこれを正すの目的で出来た筈の平安朝初めの新撰姓氏録にすらも、明らかに夷姓のものが皇胤を称している実例もあるのである。社会に相当の地位を得たものがその家柄をよくしたいというのは古今変らぬ人情で、山子出の炭焼長者も三代五代と経って来るうちには、その祖先についていろいろの由緒を作り出して、炭焼は炭焼でもただの炭焼ではなかった、もとは由緒あるものの末であったとか、その実何某貴人の落胤であったのだなどと云い出す。その附会がとても信ぜられそうもない時には、せめてはその奥方がさるやんごとなき人の胤であったなどという説も出て来る。むかしのエタや夙仲間の伝説にも、ある高貴の姫宮が悪疾の為に宮中にいることが出来ず、何の何某がお伴して僻遠の地に隠し奉るうちに、渡世に困って皮剥ぎを業とし、ついに妹背の契りを結んで何々部落の祖先になったのだとか、何某の皇子が悪疾の為に都を去って辺鄙の地に隠れ給い、その王子が渡世の為に遊芸を業として父皇子を養い奉ったのが何々部落の祖先になったのだとか、勿体ないことをも平気で伝えていたものが少くはなかったが、これは世間から賤まれるのに対する弁護から起り、彼は素姓