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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
と訓じ、高山寺本には「波之布止」と訓ませている。また丹後国竹野郡にも同じ名の郷があって、刊本には右側にハシウト、左側にマムトを傍訓してある。これらはともに古く両訓あった事を示したものと云ってよい。ハシウトはすなわちハシヒトの転で、マムトはすなわちマヒトの転たることは云うまでもない。肥後国山鹿郡箸人郷というのもやはり間人の義であろう。(刊本和名抄には箸入に作る。高山寺本に箸人とあるに従うべきものであろう。)
間人という姓は新撰姓氏録に、
左京皇別上 間人宿禰 仲哀天皇皇子誉屋別命之後也。
山城国皇別 間人造 間人宿禰同祖誉屋別命之後也。
左京神別中 間人宿禰 神魂命五世孫玉櫛比古命之後也。
と見えている。この最後のものは、前引の天神本紀に天玉櫛彦命は間人連等の祖とあるのと同じもので、天武天皇十三年に間人連等五十氏に姓を賜いて宿禰というに当る。
この外にも間人姓のものは少くなく、姓氏録右京皇別上に、阿閉間人臣というのがあって、伊賀臣の同祖とある。その伊賀臣は孝元天皇の皇子大彦命の子彦背立大稲輿命の子彦屋主田心命の後也とあれば、その阿倍(阿閉とあるも同じ)氏の一族が、さらに分れて間人姓を有するに至ったものであろう。