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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
余輩が微力を顧みず、本誌を発刊するに至った理由の一つの実にここにあることは、発刊趣意書によって、既に読者諸賢の諒解を得た事と信ずる。
我ら国民の大多数は、その家系について確かな伝えを有しておらぬ。その源平藤橘を自称する系図の如きも、史家の研究を経てその確実を証明しえるものは、極めて寥々の数であると謂ってよい。しかしながら我らは、多数の国民は我が記紀の古伝説の教うるところにしたがって、我が皇室の御先祖とともに、高天原なる祖国からこの島国に渡来したものの後裔、もしくはその皇室から分派し出でたものの後裔だと、自負しているものである。「我も亦高皇産霊の裔なれば、其の中程はとにもかくにも」の歌は、遺憾なく我ら国民の祖先に関する信念を語ったものである。そして我らは、諸賢と共に本誌によって、その「とにもかくにも」の「中程」の経歴を、調査してみたいと思う。
我ら現代の日本国民は、実際上考古学者・土俗学者・人類学者・社会学者などの謂う如く、一個の複合民族である事を疑わぬ。しかしながらその複合民族たるや、決して単なる寄合世帯の類ではない。我が大日本帝国の国家は、数千年来の経歴を同じゅうし、互いに錯綜したる血縁を有し、思想と信念とを一にせる一大民族が、数千年来の歴史によって互いに結び付き、相ともに宗家の家長と坐す天皇を、元首