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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
けだし家にとってもっとも大切なものとして、これを代表すべきものは竈であるからである。奥州地方では、今でも子弟を分家せしめることを「竈を分ける」というほどである。そこで竈の神を宅神として祭るに不思議はないが、それも後には三宝荒神と習合せられ、あるいは道祖神の信仰と混淆して、宅神としての性質はよほど薄くなってきている。これは時代の変遷に伴って起ったものであるが、しかしいずれにしても、家族の生活して行く上に、幸いをもたらす福神を祭る意義においては変りはない。
オシラ神もやはり宅神の一種として、各自の家に祭ってその家を守り、幸福を授ける神として信仰せられたものであるに相違ない。それがしばしば祟りをなすということは、威霊ある神には当然の付き物としてやむをえぬところである。
宅神が保食神であるということと、オシラ神が養蚕の神であるということとは、信仰において同一系統のものである。保食神は本来ウケすなわち食物の神であったが、養蚕業が農民の副業となるに及んで、さらに農桑の神として崇められるようになった。されば養蚕の神として祭らるる場合、オシラ神はふつうの宅神と同一系統の神と解してしかるべきものであるが、しかもその形体なり、行事なりにおいては、東北地方特有のものとして、別に考究するところがなければならぬ。