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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

線上閱讀南方 熊楠《十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 251,906 字 · 495 頁

青空文庫

二巻二八二頁)。

クラウスの『南スラヴ人のサーヘンおよびマルヒェン』に載する所は次のごとし。食卓より落ちる肉は犬の常食という定めとなって、犬と猫がその旨を驢の皮に書し、猫これを預かり屋根裏へ匿し置くと、※(「鼬」の「由」に代えて「奚」、第4水準2-94-69)がこれを噛んでしもうた。一日食卓から落ちた肉を犬が食うて甚く打たれたので、犬の王に愁訴する、王猫をして驢皮書を出さしむるに見えず。それより犬と猫、猫と※(「鼬」の「由」に代えて「奚」、第4水準2-94-69)が不断仇視すると。上に引いたガスターの書に出たルマニアの伝説には、最初犬も猫もアダムに事えて各その職に尽し、至って仲よく暮したが、後患を生ぜざらんため協議して誓書を認め、犬は家外、猫は家内を司る事とし、猫その誓書を預かり屋根裏に納めた。その後天魔に乗ぜられて犬鬱憤を生じ、われは一切家外の難件に当り、家を衛り盗を捍ぎ、風雨に苦しんで残食と骨ばかり享け、時としては何一つ食わず、それに猫は常に飽食して竈辺に安居するは不公平ならずやと怒る。猫は約束だとて受け付けず、犬その約束を見たいというから、委細承知と屋根裏に登ると、原来かの誓書に少し脂が付きいたので、※(「鼬」