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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
線上閱讀海野 十三《十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 103,941 字 · 210 頁
すると太陽の輻射熱は、少くとも五、六十パーセントを失うようになる。悪くすれば、八十パーセント以上を失うかもしれない。それが毎日続いたとすると、これは一大事ではないかと思う。この前、北見老博士の説を、私は一笑に附しましたが、この頃になって、私は、老博士の説が、ある程度事実に近いと思うようになったのです」
「いや、それは、思いすぎだ」
青倉教授は、あくまで志々度博士の説を否定したのだった。
老博士の怪行動
せっかくの権威者会談が、青倉教授と志々度博士の意見の両立となってしまって、総監はついに、その席では、何らの措置決定をせずして、会談を閉じた。
しかし彼は、北見氷子女史からもたらされた老博士の申し出事件を、うやむやに葬ってしまう考えはなかったのであった。
会談解散後、総監は、ひとり多島警視を自分の部屋に呼び込んで、二人きりの相談にうつった。
「ねえ多島警視。さっきの会談は、弱ったじゃないか。君は、終始黙々としていたが、あれはどうしたわけだ。ここで説明したまえ」
総監は、警視の沈黙をよく憶えていて、ここで返事を督促したのであった。
警視は、そういわれると、自分で椅子を総監の方に進めながら、