輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
線上閱讀柴田 宵曲《古句を観る(こくをみる)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 166,028 字 · 333 頁
塀をめぐらした大きな屋敷でもあろうか。こういう景色にはしばしば逢著しながら、これほど単純に句にすることはむずかしい。「潜に見ゆる」が一句の眼目である。
卯の花や落米を拾ふの声 里東
卯の花の咲いたあたりに米がこぼれている、その米を啄む※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の声がする、というだけの句である。俳句に用いられる「※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の声」は、牡の時をつくる声が多いようであるが、これは落米のところに集って、コココココと忙しげにいう方であろう。卯の花と落米との取合は、場合によってその落花を落米に見立てたような解釈を生ぜぬとも限らぬが、※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)が啄んでいるのだから、正真正銘の落米であるに相違ない。
「つつお」という言葉は『大言海』などにも、「筒落米、つゝおちまいノ略、米さしヨリ落チコボレタル米の称。ツヽオチゴメ。ツヽオゴメ。略シテつゝお」と出ている。何時頃からある言葉か知らぬが、西鶴は『永代蔵』の中に「西国米水揚の折ふし。こぼれすたれたる筒落米をはき集て。其日を暮せる老母」が、落米を拾い溜めては売り、拾い溜めては売りして、二十余年間に十二貫五百目の金を得た、という話を書いた。