輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
線上閱讀柴田 宵曲《古句を観る(こくをみる)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 166,028 字 · 333 頁
というのが面白い。早春の朝の日影だけに、うすら寒い感じがする。塗鞍の日を受けて光る様なども想像される。鶯と鞍との配合も、一の取合に過ぎぬようであって、決してそうではない。季節の感じが的確に現れた句である。
うぐひすや有明の燈のありやなし 舎羅
鶯という鳥は早朝に来て啼くことが多いようである。夜を徹して机に向っている時など、室内は燈火がかんかんついているので、天明の近づいたことも知らぬうちに、思いがけず鶯の声を耳にすることがある。しずかな暁闇を破って、朗かな鴬の声を聞く毎に、「鶯の暁寒し」という其角の句を、今更のように思い出す。
この句の作者は灯を挑げて起きているわけではない。終夜点して置く灯を有明の灯という。
昔は固より、明治のラムプ時代にも、古風な家では行燈を有明の灯に用いていた。「ありやなし」は「ありやなしや」で、蕪村の「若竹や橋本の遊女ありやなし」なども同意であろう。鶯に対する暁の情というべきものを捉えた句である。「有明の燈のありやなし」と続くあたり、歌ならば調子を取ったというところであるが、この句はただ自然にそうなったと見た方がいいかも知れない。