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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
線上閱讀佐々木 味津三《右門捕物帖(四)(うもんとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,105 字 · 337 頁
定
一 この関所通行のやからは、笠、頭巾を脱ぐべきこと。
一 乗り物にて通る面々、乗り物の戸をひらくべし。
一 鉄砲、長柄物所持の面々は、お公儀定めどおりの証文なくして通行かなわざること。
右この旨あい守るべきものなり。よって下知くだんのごとし
奉行
そういうものものしいお札です。
「お槍を持って逃げたとしたら、長柄物所持うんぬんのお定め書きにひっかかって、お取り調べをうけているはずじゃ。伝六、大声で呼びたてろッ」
「よしきた。ご開門を願います。江戸よりの早駕籠でござります。この木戸、おあけ願いまする!」
「なにッ、また早駕籠とな! よく早駕籠の通る晩じゃな。まてッ、まてッ。そらッ、はいれッ」
つぶやきながらあけた小役人のそのつぶやきを聞きのがす右門ではない。
「ただいま、異なことを仰せられたな。よく早駕籠の通る晩じゃというたようじゃが、われらの駕籠の前にも通りましたか」
「一刻ほどまえに一丁通りおった。それがどうしたのじゃ」
「われら、ちと不審あって江戸より追っかけてまいったもの。もとより、お改めのうえお通しでござろうが、人相風体、通行申し開きの口上はどのようでござった」