輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
線上閱讀野村 あらえびす《名曲決定盤(めいきょくけっていばん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 344,837 字 · 680 頁
ストコフスキーはオルガン弾きから出発した人だ。それがこの人の特色とも欠点ともなっている。特色の一つは、オルガン曲からの編曲が得意で、バッハのオルガン曲を管弦楽曲にして面白く聴かせるのはストコフスキーの手腕だが、同時に彼の編曲したものはリズムの面白さが半分失われていることも事実である。
ストコフスキーにはフォルテシモと、ピアニシモはある。が、しかし、フォルテとピアノはないという非難もある。低きは九地の底、高きは九天の上という、非常に激動的な表現を好むのだ。それからもう一つのこの人の特色は編曲の才能で、バッハの編曲は特色的であるが、と同時にワーグナーの幾つかも編曲し、ムソルグスキーも編曲して聴かした大胆不敵さがある。それは実に達者なもので驚くのほかはないが、何がなし冒涜的な感じもないではないけれども、それは我々の感じだけで、バッハ以前の非常に古めかしい楽曲が、現代の我々の鑑賞に適当するように編曲することが許されるとしたら、ワーグナーもムソルグスキーも許されていいのだろう。これは後世の批判を俟って論ぜらるべきで、単に好き嫌いを以て云々すべきではないが、私自身は、バッハ以後の編曲を好まない。