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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《塩原多助一代記(しおばらたすけいちだいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 138,733 字 · 274 頁
のは当然です」
太「こりゃア承わりてえ、此の鹽原の家の相続人は多助と定まって居やんすというのは、去年六月晦日の晩に死んだ角右衞門殿の枕元に、貴方も多助もおえいも五八も私もいたが、角右衞門殿が臨終の際に何にもいう事はねえが、己ア家の相続人は多助と定っている、此度は己ア死病と定って居るから、一言云わねえければならねえと云うものは、多助にも嫁を取らなければならねい、就ちゃアおえいは多助のためには従弟なり、おかめの為には多助は甥なりするから、おえいを多助の嫁にして此の家を相続させれば、此のくらい安心な事はねいが、多助は未だ年がいかねえによって、太左衞門汝え此の家の後見に成って、己が亡え後を頼むと遺言をして、私が媒妁になって、病人の枕元で盃をしやんした、其の遺言にある通り、多助は一軒の主人だから、そりゃア随分南部の盛岡の方に馬のいゝのが出たとか、又山の売物に安いのでもあれば買いに往きてえが、急ぐんで家へ知らせる間もなく直ぐに往って来たとか云って、明日が日帰って来るかも知んねえから、若しも多助が帰って来て、私い無沙汰で何でおえいに婿を貰わせやんしたと己に云われた